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理事長鶴岡 近況報告

お互いに 寄り添う心 芽生えさせ
暮らし色々 我振り返る
          むらさき(2022年7月)
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「挑んで進む」   理事長 鶴岡和代

2020-05-30

皆さん、体調はいかがでしょうか。
新型コロナ感染について心配なこともあると思いますが、心を強く持って感染しないようにしましょう。
私は介助者の皆さんに帽子やマスク、かっぽう着を着用してもらって
お互いの感染に備えてもらっています。
 
さて、TSTを設立したのは、平成13年です。
NPO法人で立ち上げ、組織作りが分からなかったので、色々な人から教わりました。
そしてTSTのモットーをどういう所に置くかを色々考えました。
心の中から湧いて出てきた言葉が
「望む暮らしを切り開き 共生社会へのトータルサポート」
という言葉でした。
当時、介護の制度が自立支援法という制度に変わる時でもあったので、NPOの設立になりました。
TSTはCILたいとう(自立生活センターたいとう)から出発しているので、
自立生活運動も含めて「挑んで進む」という意味も込めました。
トータルサポートたいとうは介助派遣事業を行っている団体ですが、
障がい者も介助者も支援者も共に生きる社会を創ろうという意味です。
 
そして、私が毎回TSTニュースを書く時の短歌の名前は「むらさき」です。
源氏物語の中に紫の上という人が出てきます。
紫の上という人は、宮中をより良く創った人です。
TSTも紫の上にあやかって、
介助派遣事業をこの台東区で一番のより良い事業所として創りたいと思いました。
介護保険の事業所も「むらさき」と言います。
65歳になっても台東区で住み続けられるという意味を込めています。
宮尾さんと堤さんは当時一緒に創っていたのでこの意味が分かると思います。
でも、だんだんぼやけてきて、
鶴岡がむらさきの色が好きだからむらさきになったと言われているようです。
むらさきは好きですが、詳しいことを知りたい方は直接鶴岡まで聞いて下さい。
 
CILたいとうは共生も私たちも「対等」、前を向いて必要なことはきちんと伝える「台頭」、
台東区で障がい者自身が立ち上げた団体「台東」。
   このロゴマークもCILたいとうを象徴しています。
 
TSTはこのような意味を持ったCILたいとうから出発しているので、
皆さん誇りを持ってほしいと思います。
 
 
 

「爽やかな風」   理事長 鶴岡和代

2020-04-30

宮尾さんがこれまで鶴岡の近況報告を書いてくれていました。
4月からこの欄は私がまた書くことになりました。
宜しくお願いします。
 
一昨年、呼吸不全で意識が無くなり緊急入院しました。
多くの皆さんからご心配いただき、励ましの言葉をいただきました。
今、この原稿は人工喉頭を使って喋っています。
 
病院から自宅に帰って来る時、1日でも生きられればいいやという気持ちでした。
医者、看護師、リハビリ、介助者たちに支えられて、今日も元気で暮らしています。
 
コロナの感染で大変なことになっているけど、私を介助する介助者は一番大変だと思っています。
痰吸引もあるし、胃ろうの栄養もあるし、体の痛みを和らげるストレッチもあります。
それは夜中も同様です。
TSTニュースを書く意欲があるのは介助者の手助けのおかげです。
心の中で「ありがとう」と思いながら、私の意欲は高まる一方です。
 
口から物を食べることも(STのリハビリ)どんどん意欲が湧いてきて、太っちゃいそうな気持になります。
実際はそんなに食べられないです。
 
コロナ感染もしないで、毎日介助者が来てくれることの有難さを一番に感じています。
来年は桜の花びらを浴びながら花見をしたいと思います。

理事長鶴岡の近況報告(25)   副理事長 宮尾正基

2020-03-25

現在、人々の殆どの観点・話題が新型コロナウイルスのようだ。

先日WHOより「パンデミック」発令が遂に出てしまった現在、尚のことだろう。

 

「凪を待つ」という映画(DVD)を観た。

311東北震災を絡めた人間模様を描いた少々ヘビーな日本のヒューマン映画だった。

物事にはどんなに抗ってもどうしようもならないことがあり、

それは風向きが変わるのを他力的に待つしか方法はないんだ、というメッセージと受け取った。

たまたま311と同じ日付で観たことも相まって、見終えてからしばらくはとても鈍い感じで心に引っ掛かり続けていた。

あんまり好きなタイプではない映画だったのだが、何故だか心にこびりついた。

明確な治療方法が見つかっていない現在のこの新型コロナウイルスに対しては、

正に「凪を待つ」という状況でしかないのだろうか…

そんなことも引っ掛かりの要因なのかも知れない。

 

「宮尾さん、いつコロナ終わるの?」と最近いろんな利用者からよくきかれる。

「知るわけないでしょう!」と返す冗談も日々積もると切なくなってきた。

 

鶴岡さんの

「折角いろんな事を乗り越え・受け入れ、生きる活力を見出し始めたというのに、こんな状況がくるなんて…」

というコメントを聞き、強く胸を打たれた。

我々支援者は「凪を待つ」だけでなく、『今出来ることは何でもしなくては!』 と改めて想った。

とは言え、その「やるべきこと」を考えてみたら、

在宅支援では常日頃からやらなくてはいけない衛生管理の範疇が殆どで、

つまりはそれをやっていなかったのか!? というツッコミにもなる…。

 

早期の収束を切に願いたいが、収束後も、本件をきっかけに、

在宅支援の日常的な衛生管理アベレージがグッと上がる事を願いたい。

そして、利用者の日常的な不安な気持ちへの寄り添いも、大切な支援なのだと、

オンタイムで学んで欲しい。

 

 
  ※各コメントは、逐語ではなく多少装飾しています。
 
 

理事長鶴岡の近況報告(24)   副理事長 宮尾正基

2020-02-25
利用者や家族の思いは、我々支援者の思いとはなかなか一致しない。
もしかしたらその一致は永遠に不可能なのかも知れないし、近づくことすら難しいのかも知れない。
云うなれば、対岸の此方と彼方のようなものに似ている。
長年の経験値から、それを知っているはずなのだが、
それでもそれ(一致)を目指すのは支援者としての向上なのか⁉ 傲慢なのか⁉ 過信なのか⁉ 
少々疲れた時に出会うふとしたやり取りで、ゲンナリすることも未だにある。
 
(先駆的・能動的な)地域支援は、
「仕事」であって「仕事」という枠ではおさまり切れないものであると思ってやっている。
しかし、そんな理屈なんかでは覆えない衝動的なやるせなさに包まれてしまった時の心のおさめどころとして、
「仕事」というフレーズが丁度いいこともあるのが皮肉だ。
 
陰でどんなに汗や涙を流しても、「そんなことは知っちゃいないさ」と目の前の結果を問われる。
大概昨日の貢献より今日の満たされなさを追求される。
「有難う」とかそんな見返りを求めているつもりはないのだけれど、
やっぱそれを求めていたのかなぁと思ってしまう自分の疚しさが見えた時、短い自己嫌悪にやられる。
人間の欲求なんてそんなもので、
地域支援はそのカオスみたいなものだと常々思って泣き笑ってきているのだけれど。
 
そんな自分のモヤモヤを利用者や自分以外のせいにしてしまい即効性の解決をしてしまうのは簡単だが、
そう思う自分の心情と対峙してみることが大切なんだと想う。
自分以外のモノやコトが煩わしいという本音とも対峙して(苦笑)
 
そこそこイイ年齢に!? になって、自分自身の更なる向上と伴に、
若い世代!? に、何を伝えようか、何を残そうか、と考え始めてもいる。
支援とは特別なものではなく当たり前のことを継続すること、と伝えている。
打ち上げ花火なんかではなく決して消えない電灯でいて欲しい、とも。
 
ひとつ残らず自分を哀しませないものを自分の世界の全てにすればいい(笑)
なんて難しいから。
 
年度末は忙しいのかな。ちょっとだけ、途方に暮れてみた。
 
さぁ、これから何をしよう。
コトバは難しい。
好きな某作家は「コトバなんか伝達ツールとしては低レベルだ」と表現していたけど。
それでも我々はソレが主たるツールなのだから諦めずにソレと格闘しなくちゃ。
 
一見表題と無縁と思える内容をこのスペースに載せたのには、幾つかの意図がある。
放つ方も考えるが、受け取る方も考えてみては!? サイレントメッセージを。
 
  ※各コメントは、逐語ではなく多少装飾しています。
 
 

理事長鶴岡の近況報告(23)   副理事長 宮尾正基

2020-01-24
オンタイムなのでおそらく関係者には分かってしまうかも知れないが、
やはり「支援者として問題視すべきこと」なので書き綴ってみる。
 
先日某利用者が施設入所する事となった。
この通信紙が発行される頃にはおそらく入所していることだろう。
某区某GH入居者で当法人としては外出等一部しか関わっていない方ではあった。
だから、そんなに気にすることではない、よくあること、そんなふうに云う内外の人達もいる。
それはそうなのかもしれないが、そうゆうことを云っているのではなく、
「本人の知らないところで本人に思いっきり関係する物事が崩れ始め・
やはり崩れ・修復方法が絡まり・時間に追われ適当な形の応急処置がされる」ということを云いたい。
たまたまその裏方を詳しく見ていた故にその悲惨さを強く感じた。
 
何度か鶴岡さんから、かつてやむなく施設に入った時の無念さを聞いた事がある。
その時を知る鶴岡さんの旧友とその時の事を話す鶴岡さんの姿は何か近づけないものがあった。 
我々は、「自立した人」や「これから自立する人」に関わる事が圧倒的に多い。
しかし、「施設に行かせてしまった」経験は意外と少ない。
少ないというは良いことなのだろうが、今関わっている自立生活者の支援の尊さを深めて欲しいのだ。
上記の例を誰も怒らないのが哀しい。
しょうがない、と皆は受け入れている。
そんなものなのかな? そして次の利用者に気持ちを切り替えそのことは忘れ去るのかな。
利用者は単なる仕事の媒体なのか? いやいや、そうではないはず!(でありたい)
いちいち泣きたいし、いちいち怒りたい、そしていちいち笑いたい。
 
時代は変わる。ヤバイ気配も感じる。
おそらく、そろそろ、次のステップに行かなくっちゃならないんだろう。
みんなで考えよう。そして築き・創ろう
 
  ※各コメントは、逐語ではなく多少装飾しています。
 
 
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