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理事長鶴岡 近況報告


 梅の実の アレンジ楽し 味わいし
      涼しく過ごす 梅雨の日々


          むらさき(2024年7月)
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「喜怒哀楽涙」   理事長 鶴岡和代

2022-11-01
涼しくなって秋めいてきました。
みなさんお元気でしょうか。
新型コロナの感染状況も高止まりでこれからはインフルエンザも気を付けなければなりません。
お互いに体調を整えて感染しないように気を付けましょう。

さて、年齢を重ねていくと介助者も私たちも体の機能が変わってきます。
私たちは障害がある故に筋力の低下や二次障害が発生します。
私のことでいえば、35歳のときに首の骨の圧迫で急に歩けなくなり、
今まで自分でできていたこともできなくなって両親に介助してもらうことが多くなりました。
その後、山梨にある入所施設に入居して、そこが暮らしの場所になりました。
でも生活指導の職員に励まされて自立の道を辿ることになりました。
守る会のみなさんに助けられて大勢のボランティアも集めて
介助制度も少ない中で自立生活が始まりました。

その後も機能低下が進んできて、電動車いすで移動ができたのにできなくなり、
介助の軽減のためにリフトをつけたり介助のやり方を変えたり、
そして今人工呼吸器をつける私になりました。

振り返れば、何度も介助者と喜怒哀楽の感情をぶつけながら涙した日もありました。
現在も、呼吸器をつけている私は、カニューレ交換やたん吸引のときなど苦しいことがあります。
介助のやり方も介助者の体調に合わせることもあります。
暮らしの中で私は喜怒哀楽が激しいので介助する側も大変だろうと思います。
みなさんの中にも色々な想いを持って私たちと接していると思います。
お互いに寄り添う関係になれたらと思う毎日です。


「我に問うてみる」   理事長 鶴岡和代

2022-10-01
9月に入って秋を感じる日もあれば、30℃の残暑を感じてまだ夏なのかなと思う日もあります。
みなさんお元気でしょうか。

テレビでは新型コロナ感染症の第7波と言われています。
私も7月の終わりから8月にかけて濃厚接触者の疑いがあって、
抗原検査やPCR検査を何度か受けました。
ここ2週間は濃厚接触者の疑いも晴れてなんとか元気で過ごしています。

これから濃厚接触者やインフルエンザなどに感染した場合、どうなるかなと毎日想像しています。
前号で書いたように介助者への思いの情けさに振り返る毎日です。
お互いに感染しないよういつもより接触を少なくしようという話があって、
自分でも認めているけど現実はどうなるのかと思ってなかなか受け入れがたい私です。

前号から気づきがあったのは実際に接触を少なくするということに対して頭ではわかるけど、
心には受け入れがたいものがあって自分自身に問いかけることが多くなりました。
介助者には元気でいてもらいたいと思いつつ関わりが少なくなった場合、
身体の痛みとかどうなっていくのかと思ったりします。

みなさんは新型コロナ感染症が安心できないと思っていますか。
私はこれからますます増えていくんじゃないかという気持ちがあります。
同時にインフルエンザも重なっていくので、みんなで体調管理をしましょう。
ひとりでも感染者が出ないように気をつけたいものですね。


「互いに気づく」   理事長 鶴岡和代

2022-09-01
暑い毎日みなさんお元気でしょうか。
熱中症にならないようにそれぞれの方法で体を涼しくしたり水分を摂ったりして
この夏を乗り切りましょう。

さて、私は7月27日に4回目の新型コロナワクチンを接種しました。
その頃から濃厚接触者の疑いだったので、
感染を拡げないように介助者を固定して24時間の介助体制で2名交代でした。
24時間私にずっとついていた人もいれば、
日中8時間だけ固定した介助者が入ってその後夜勤から翌日の夜勤まで入っていた人もいます。
感染を拡げないために少ない人数で私の介助にあたってくれました。
介助者は防護服を着て介助にあたっているので、すごく大変だったと思います。

介助してもらう私もどのように声を掛けたら相手に負担が少ないかものすごく考えて、
この考えることがストレスだったりしました。
介助者はもっとストレスだったのかなと思って反省したり、
自分の考えの狭さに腹が立ったりしました。

2週間も続いた中で介助者の意気込みをものすごく感じました。
どんなことが私に芽生えたのか、気づいたのか、
言葉にするのはすごく難しいので今日は書かないけど、
何かが芽生えたのだと思います。
介助者の気持ちをものすごく考えてやってほしいことを伝えたり、
呼吸器がついている私のたん吸引をしたり、
介助者側も相当神経を使ってこの部屋にいたのだと思います。
それを思うと感謝でいっぱいです。
言葉にできない思いがいっぱいあって、
これからも感染を拡げないように考えていかないとと思っています。

他の利用者も同じような思いを持っていたのではないでしょうか。
やはり感染を拡げないようにこれからも考えていかないとならないと思います。

恐らく考え方が違うのでいろんな考えがあっていいと思いますが、
ただ私たちは介助者のことを考えて自分がどう思うのかが大切だと思います。
みなさんの中に気づきがあったら私も一緒に考えていきたいと思います。

「歩む路のり」   理事長 鶴岡和代

2022-08-01
みなさんお元気でしょうか。
6月には梅雨が明け熱中症の心配をし、
7月に入ってからは新型コロナ感染症の新しい株が出てきて第7波もあるようで、
心配している今日この頃です。

さて、私は7月25日で72歳になります。
誕生したときには、医者から3日持てばよいと言われたくらいの未熟児でした。
子どもの頃から親からその話を聞いていたので、長生きはできないなと思っていました。
それが、振り向けば72歳まで生きてきました。

私は平成2年に自立生活を始めました。
24時間の介護が必要なのに、あの頃は福祉制度や介護制度などが使用できるのも1日8時間とかでした。
制度が少なかったのでボランティアを一生懸命集めました。
学校に出向いてはビラ配りをしたり、ボランティアをしてくださいと声掛けをしたりしました。
100名近いボランティアに支えてもらって今の生活があります。

そして、その頃の自分を振り返ると、ものすごいパワーだったなと思います。
介護制度の充実を願って東京都や厚生省に交渉に行きました。
ボランティアに支えてもらって暮らしている生活はとても大変だったので、
介助者として働けるように制度を作りたいと全国の重度障害の方と一緒に交渉しました。
私たちについてくれているボランティア的な介助者も一緒に声をあげてくれて
現在の介護制度を作り上げてきました。

今呼吸器をつけている私としては、当時はよくそんなパワーがあったなと思います。
介護制度や福祉制度を作っている中で介助者と共に歩んできた路のりは
色々な想いが沸き上がってきます。
この頃のことを詳しく書くと、今日1日では終わらないので、この辺りで締めます。

とにかく、72歳まで生きてきたことは自分でもすごいなと思っています。
みなさんも共に元気でこれからも暮らしていきましょう。



「我振り返る」   理事長 鶴岡和代

2022-07-01
みなさんお元気でしょうか。
新型コロナの感染も落ち着いて6月10日から外国人の受け入れも始まっているようです。
色々な国から浅草の浅草寺に観光に来ていてまた新型コロナの感染が広がらないか
ちょっと心配になります。
梅雨になるし暑い日もあって私たちは体調を保つのも大変です。
体調に気を付けて過ごしましょう。

さて、私たちの障害も様々で、
年を重ねていく中で介助者のサポートがあれば歩けていたのに歩けなくなったり、
私のように気管切開をして医療行為の介助もあったりします。
介助者も大変だと思うけど、
私も吸引とか胃ろうから栄養を入れるときとかに
入れ方が上手くいかないと痛い時もあります。
私のように気管切開をしていると言葉が話せないので、
その場で介助者に痛いとかやり方が違うとか言えないことがあります。
そんなときお互いにイライラしちゃうことがあって、
自分を振り返って介助者に寄り添う気持ちを持ちたいと思うけれど、
やっぱり心が狭いのかなかなか向き合えないときがあります。
言語障害がある私たちは、
なかなか伝わらないとイライラすると思います。
そんなとき自分を振り返って寄り添う心を持てたらと、毎日思っています。
でも、なかなかできない私です。

介助するみなさんも私たちに寄り添う気持ちを持っていることは分かるのですが、
受け止める方も寄り添う心を持たないとスムーズにいかないことがあります。
みなさんはいかがでしょうか。


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