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理事長鶴岡 近況報告


お寒暖の 厳しさ体 痛み増す
気候変動で 地震も多し


          むらさき(2024年4月)
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理事長鶴岡の近況報告(8)   副理事長 宮尾正基

2018-10-22
淡々と、穏やかな日々が続いています。とても良い事です。
変化や進化があることだけが幸せではなく、
こうしてなんでもない日常が昨日・今日・明日と着実に続く事こそが
幸せなのかも知れない…。
しかし
台東区はイベントが多い街、当法人もイベントが多い団体、
「酉の市」「クリスマス」「年末年始」…と季節はこれからは特に!
そして、そもそも地域での自立生活って運動の繰り返し・積み重ね、なのに…
まぁ、今は、まだ軌道に乗ることが最重要なのかぁ…。
気切(気管切開)の方でも新幹線や飛行機に乗って全国各地をとび回ってる方や、
夜の屋台でレモンサワーを美味そうに呑む方とかもいるのになぁ~!
それって、本人とモチベーションなのか!? 介助者の支援の見せ所なのか!?
う~ん…。
と、それはおいといて、
ここらで、「ターミナルケア」「終末期介護」「看取り介護」について、
改めてちゃんと考えてみたい。
設立当初から、「たいとうが死ぬまで支えますよ!」とか「たいとうにさいごまで支えて欲しい!」とか
云ったり云われたりしているけど、それって、実際、どうゆう意味なのか!? 
まさに鶴岡さんの件で、これかぁ~という場面が何度かあった。
「本人」の意向は勿論、「家族の意向」そして「主治医の立場」からの明確なやり取りが生じ交差する。
それは、「将来的~して欲しい」という緩いやり取りではなく、
もっとリアルに「今度~の状態になったらどうしますか?」というかなり緊張感高いやりとり。
そのやりとりの結果如何では、介助者としてどこまでやっていいのか? への制限がひかれることにもなる。
「え!?じゃぁ我々介助者は何にも出来ないんですかぁ!」「手を握ってるしか出来ないんですかぁ!」とか
主治医に強いレスポンスをしてしまってたけど…。
医療と福祉の連携ってこうゆう場面なのかぁ…。
「ターミナルケア」「終末期介護」「看取り介護」の正確な意味は、此処では敢えて表記しません。
是非、みなさん自身で調べて「へぇ~!」と実感してみて下さい。
その上で、「たいとうが死ぬまで支えますよ!」とか「たいとうにさいごまで支えて欲しい!」
とかいう意味を深く考えそれでも同じフレーズを云ったり云われたりたいです!
※各コメントは、逐語ではなく多少装飾しています。
 

理事長鶴岡の近況報告(7)   副理事長 宮尾正基

2018-09-19
鶴岡さんが戻ってきて、鶴岡さんがいる日常に、だいぶ慣れてきた。←妙な表現だが…
医ケア(医寮的ケア)研修もずいぶん起動に乗ってきたようで(訪看の皆さんには感謝しきれません!)
支援体制も安定し、今のところ大きなトラブルはない。
でも、
未だに自宅(REENA)の中だ。
未だにベットの上だ。
訪問客もチラホラくるようになった。
皆、
「良かったね!」
「思ったより元気!」と云っている。
う~ん、、、頭を過ぎる或る想い…。
やはり、
「外に出て欲しい」と思ってしまう。
――これって支援側のエゴだろうか!?
やはり、
「地域でガンガン鶴岡さんらしく楽しんで、周囲の度肝を抜いて欲しい」と思ってしまう。
――これって支援側のエゴだろうか!?
「病床と何が違うのか?」 「病院よりも圧倒的な個別対応、手厚い介助(本人の希望通りの痰吸引や体交換)が受けられてるだけの違い?」――この見解ってオカシイ!?
天井とテレビを観ているだけの鶴岡サン…。
外に出るのは想像以上に体がきついんでしょうね…。
なかなか周囲に伝わらないから、口数が減ったんですかね…。
あんなにおしゃべりな人だったのに…。
「昔は夜中まで、秋葉原とかで一緒に呑んだじゃないですか~」
「一緒にミュージカルとかいろいろ観に行ったじゃないですか~」
「外に出す」というのはおかしい…。
『外に出たい!』と想って欲しい。
『○○に行きたいから、宮尾、なんとかしろ!』と、あの昔みたいな下町口調で云って欲しい。
ねぇ、皆さん、、、どう想います!?
※各コメントは、逐語ではなく多少装飾しています。

理事長鶴岡の近況報告(6)   副理事長 宮尾正基

2018-08-27
鶴岡さんが自宅に戻ってきてから「約2ヶ月」が経つ。
ADLレベルの日々の支援は、何とか、かなぁ…という感じになってきた。
さて、これからが我々支援者たちの真価が問われる! 
「生命維持」なのか? 「自分らしい暮らし」なのか? 
そもそも「生命維持どまり」の支援ならば、極論、在宅よりは病院の方が安全。何故?それを在宅(医療的視点から見れば極めて危険な)に移行したのか?
本人が望んでたから? 支援者はそのスタンスだけではもう足りない! 本人主体とは一見聞こえがいいが、時として支援者として無関与ということにもなる。それではあまりにも無責任!               ※「生命維持」自体の考えを否定しているわけではありません。
今こそ考えなくては! 我々がやっていることの本質を! 
地域支援って何? 
鶴岡さんは昔から口癖のように云っていた。「施設は絶対嫌だ! 自分らしく地域で暮らしたい!3日生きれればいいから」と。
今の鶴岡さんは、昔みたいに流暢には話せなくなってしまった。
鶴岡さんは、今何を云いたいのだろう?
あんなお喋りな鶴岡さんがさぞやもどかしいだろう…。
「私は人前で喋るのが大好きなんだよ! 話す相手の数が多ければ多いほど燃えるね~!」
我々支援者は、何を汲み取ればいいのだろうか!?
鶴岡さんの負? それも必要だけど、その感情だけに付き合ってばかりいては前には進めない!
生きる悦びを提供出来ないだろうか!?
支援者は今こそ考えよう! 
QOL? いやいやもっとその先へ! 在宅福祉は進化せよ!!
PS
緊急時用に、自分も鶴岡さんの医療ケア(痰吸引や経官栄養)対応が出来るように、資格取得し現在実地研修をしている。
これまでの介助と違うその緊張感を体感し、リアルに気を引き締めている!
※各コメントは、逐語ではなく多少装飾しています。

理事長鶴岡の近況報告(5)   副理事長 宮尾正基

2018-06-27
6/27(水)、遂に!鶴岡サンが帰ってきました!!
当日は、凄まじい人々の出入り、機器の出入り、、、そして終始様々な言葉が飛び交い喧騒感マックス!
でも、それらに、負のオーラは一切ない。おそらく、その場にいる全ての人達が「これから鶴岡サンを支えていくんだ!」という気合を発しまくっているから。 それはまるで「エナジーの坩堝」という感じで、なんか感動してしまった。
当の本人、鶴岡さんは、周囲の人達全員が口を揃えて「表情がすごくいい! やっぱり帰ってきて良かった!」というコメントを出すほど明らかに笑顔で元気! そして、早速「鶴岡節」を炸裂(笑) 
やっぱりこの支援は間違ってなかったんだ! と思った。
退院する前からあがっていた在宅支援に際しての危惧点は、ずばり「介助者」について。それを全力で支援してくれた医療関係の方々(最下段参照)とのいまだ続く多くのやり取りは、心強さと同時にまさに学びの宝庫!
医療ケアは、基礎的な技術をしっかり取得しそれをブレずに遂行することが最重要で、「慣れ」「場数」に尽きる。また、資格が一つのキーポイント。まずは鶴岡さんに実際介助に入る介助者を中心に、「喀痰吸引等研修 第3号研修」をジャンジャン取得しています。この件に関しては「さくら会」がかなり協力して頂いてます!(感謝!) そして、基本シフトには入らないにせよ、常勤女性職員(事務スタッフも)も随時取得中! そしてそして緊急時に備え、同性介助を特例で解き、男性COOも…、そう、この宮尾も(苦笑)。
偶然なのか?時流の必然なのか?
早速医療ケアの新規利用依頼の連絡がチョイチョイ…。
某相談員「たいとうさんは医療ケアの利用者は対応出来ますか?」宮尾「はい。まだ経験値は少ないですが、対応し始めてますので前向きに検討します」
これまで、そして、これからも支えてくれる素晴らしく頼もしいプロフェッショナルな方々です!
→「亀有中央病院」はじめ、「たいとう診療所」「訪問看護ステーションコスモス」「看護クラーク東日本橋」「みつい訪問看護ステーション」「アイエムアイ株式会社」「アラジンケア」、そして「さくら会」

※各コメントは、逐語ではなく多少装飾しています。

理事長鶴岡の近況報告(4)   副理事長 宮尾正基

2018-06-07
関係者からの「なかなか思ったより早くは戻れないのでは…」という声や、「今のTSTでは難しいのでは?」という内外からの下馬評…。
それらの言葉に抗いながらも、否定できない現状が目の前に続く…。
 甘く見ていた訳ではないけれど、予想以上に次々といろいろ起こる…。内外から。それら一つ一つを追いかけっこしている…(汗)。
本人の体調は良好で退院の病院見解もとれた。本人及び家族の意向も確認出来た。機器整備はなんとか出来た。制度もいつでも再生可能。在宅医療のバックアップ体制も構築済み。
残るは、そう、介助者のマンパワーなのだ!
しかしながら、この間のやり取りは、非常に勉強になった(っている)。入院を長引かせているのに軽率な云い方かも知れないが、我々支援者にとって、必要な期間・必要なやり取りだったのかもしれない、とさえ感じる。仮に、あの当初に、やれます!やります!と気合だけで、スルっと退院してたら…。
急速にいろんな知識が入り、急速にいろんな関係者とのネットワークも増えた。
この数ヶ月で一気に医ケア(医療的ケア)色がどっぷりなTSTとCILになっていっている。介助者として相談員として運営者としてもその方面について否が応でも詳しくなってきている。後は実践と経験値だ! おそらく1~2年後にTST及びCILは医ケア支援が長けた団体となるでしょう。その始まりだ。やはりその先駆者はまたしても鶴岡さん!
「どんな重度な」「地域で暮らし続ける」「支える」…、そんな、いままで日常的に使ってきたワード一つ一つの真意を改めて考えている。
そして、単なる既存の一般規定内で働く福祉職員・福祉団体ではないはずだということへの自問自答を。「切り開く」ということへの覚悟を。
実は、奇しくもほぼこの同時期、男性利用者(他区)で同じプロセスを歩んでいる支援現場がある。今はまだ、自分だけしか入っていない利用者だが、あらゆることが非常にリンクしていて、これもまた物凄く勉強になっている。
今後の在宅支援は、医ケア主流にどんどん向かっていくのかも知れない…。
鶴岡さんの現在入院している病院の方々からも、「在宅で可能なんですね。じゃあ、これから我々もそういった視点も持っていきます。たいとうさんへどんどん相談して良いですか?」なんてコメントも…(苦笑)
6/7、また鶴岡サンに会いに行ってきた。
当初は、あまり何回も訪れないだろう、と、道順なんかもうろ覚えのままにしていたのに、今ではすっかり覚えてしまった…。
宮尾「万全な体制をつくります。もう少し待ってて下さい」
鶴岡サン「頼むよ!」
このやりとりは、もう、今度こそ、これで実現にする。

※各コメントは、逐語ではなく多少装飾しています。

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