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理事長鶴岡 近況報告

「互いの想い」   理事長 鶴岡和代

2021-01-01


新しい年を迎え、皆様お元気でしょうか。
昨年はお世話になりました。
皆さんの暮らしのお手伝いが思うようにできたでしょうか。
今年もどうぞ宜しくお願いします。

令和2年は新型コロナで皆さんも思うように出掛けられなかったり、
介助者はマスクをかけて感染しないように気を付けられて過ごしたと思います。
令和3年はオリンピックもパラリンピックもあるので、コロナを退散させたい気持ちでいっぱいです。

さて、12月にテレビの地上波で「こんな夜更けにバナナかよ」が放映されていたので観ました。
26年前にCILの全国大会の研修があって、私は鹿野さんにお会いしています。
でも深く話をした記憶はないので、多分あいさつ程度だったと思います。

私も平成2年に自立生活を始めた頃を色々思い出しました。
当時は私と個人契約をしていた専従介護人という人が一人だけいて、
あとは家政婦協会から派遣されるヘルパーが1週間に3日、合わせて18時間で派遣される制度がありました。
その他、私は24時間誰かにいてもらわないと困るのでボランティアを見付けて、色々な人に関わってもらいました。
その頃は今と違って呼吸器も付けていないし電動車椅子に乗って部屋の中を移動していました。
ボランティアを見付けるのが一番大変で、来られなくなったボランティアがいると
何件も何件も電話をしてシフトが埋まるような1日でした。

鹿野さんのように私は強くないので、テレビを観ていて誇大演技だと思うけど、
本当に強い気持ちがないと自立生活は難しかった時代です。
障がい者はわがままだと言われるけど、
自分の気持ちを強く持って「我・まま」に生きるためには
強い意志を持って自分のことを伝えていかないと自立生活にはならないと思っています。
ある介助者に「自立は自分で立つじゃなくて自分を律することじゃないの」と言われて
ハッとした思いを持ちました。

まだまだ書きたいことはいっぱいあるけれど、今年も皆さんと一緒に元気で過ごしていきたいと思います。

 
 
 
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