理事長鶴岡 近況報告
「暮らしの支援」 理事長 鶴岡和代
2025-01-10
寒くなりました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
2024年はみなさまに支えられて、スタッフ一同頑張ってきました。
2025年もスタッフ一同みなさんに支えられてよき支援を行っていけるよう、努力していきたいと思います。
先月号でも書いたように、TSTを立ち上げた頃やっと障がい者の介護制度が作られて事業所経由で派遣をするようになりました。
高齢者の介護制度も介護保険制度になり、新しいかたちとなりました。
私たち障がいを持っている者も新しい制度になり、新しい暮らしや生活スタイルに根付いた制度となりました。
まだまだ介助の必要性が理解してもらえず、本当の介助時間が支給されないのが現実です。
今はどういう暮らしをしたいのか、介助がないとどう困るのか、そして社会とどう関わっていきたいのかなどなどはっきり伝えないと支給されない状況です。
それでも区によって支給量が違うのでなかなか難しいです。
支援する側もその人に合った介助を考えたりその人の希望を取り入れて支援したいと思っても難しいのです。
支援者に対して保障というものがまだまだ足りない状況で国会中継を聞いていると、私たちの訪問介護は議論されているようで、どういう観点で支給量が増えていくのか分からない話になっています。
TSTも一人一人の利用者に合った自立支援を行っていきたいという思いはあっても支援者の保障がないと続きません。
2025年は自立支援とはなにか、そして個別の支援とはどうあるべきかみんなで議論してみんなでもっともっと楽しい暮らしができるよう願っています。
願うだけではだめなので、支援者と共に自立生活運動を展開していかなければなりません。
とてもエネルギーが要ることです。