理事長鶴岡 近況報告
「浅草の賑わい」 理事長 鶴岡和代
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
コロナの緊急事態宣言が3/7まで延長となりました。
政府は色々とコロナ対策を考えて宣言を出しています。
皆さんも外出したいと思ってもなかなか外に出られない状況だと思います。
感染しないで皆が元気で過ごせることを何よりも願って祈っています。
私の場合は呼吸器を付けているので、
1日午前と午後に訪問看護師が来て呼吸器のチェックや排泄のケアなどをしてくれています。
さて、去年の暮れにテレビで中村屋ファミリーや市川海老蔵などのこの1年間の状況について
放送されました。
その中で、勘九郎さんが
「コロナのおかげで収入が全く無くなって、
お客様との繋がりが歌舞伎の中止によって遠くなっている」
と話していました。
そんな中、勘九郎さんと七之助さんが浅草の浅草寺五重の塔の前でライブ配信を決定し、
その準備の模様などが放映されていました。
当日は雨になってしまい、
舞台になる檜の所作台もビショビショに濡れて動きの音なども出せないような状態でしたが、
皆が一丸となってリモート配信を成功させました。
歌舞伎に連獅子という演目があります。
その連獅子を雨の中演じていたので、
気振りもビショビショで、雨の雨粒がカメラに映っていました。
私はその番組を、雨の中で連獅子を踊るということがどれだけ大変かと思って
観ていました。
中村屋は浅草に賑わいを戻したいという想いと、
色々な意味で繋がりがあるのでお礼をしたいということを伝えていました。
TSTもブリッジ(音楽イベント)のリモート配信を無観客でやりました。
それも観させてもらいました。
リモート配信というのがどれだけ大変かよく分からない私ですが、
準備もあり、当日のカメラ映りで観客にどう見えるかということも考えると、
すごく大変だなと思って観ていました。
皆さんも、歌舞伎のリモート配信というものがあるので、
お金が少しかかるけど、興味のある人は一度観てみると面白いかもしれません。
もっと興味がある人は私の家のテレビの中に中村屋ファミリーの録画したものがあるので、
DVDを持ってきてくれればDVDに移すこともできます。
浅草の賑わいが今少し薄れていることがとても残念です。