理事長鶴岡 近況報告
「未来に向かい」 理事長 鶴岡和代
2020-11-01
真夏の太陽が暑かったと思ったら、秋が無く、急に冬になったような寒さです。
皆さんお元気でしょうか。
コロナの感染者数も200人台を超えて、芸能関係のイベントもスポーツも開催される今日です。
今のところCILたいとうもTSTもコロナに感染していないと聞いているので安心していますが、
これからも皆さん気を付けていきましょう。
私は平成29年2月頭に呼吸器不全を起こし、救急車に運ばれて一命を取り留めました。
人工呼吸器を付けるかどうかという話で宮尾さんと私の弟が病院へ来て、私と話をしました。
話をしている内容は分かっていたけど、
気管切開をして空気を取り込む穴を開けて人工呼吸器を付けるということが想像できなくて、
その後のケアも想像が浮かんでいなかったです。
何よりも、私が病院へ運ばれる2日前から、自分がどういう状態だったのか覚えていません。
介助者に聞くとイロイロ教えてくれますが、
全く覚えていない自分がどうなっちゃったんだろうと思うことが沢山ありました。
DVDやテレビ放映でやる映画やコンサートなど、鑑賞した記憶もあれば、観ていない記憶も多いです。
ここ3カ月は介助者の手助けもあって、TSTの代表者だという頭がハッキリしてきています。
ただ、何かできる訳でもないので、
このニュースを書くことぐらいしかできないんだなと思っています。
記憶は思い出せない部分はあっても、今日を生きていることは変わりないです。
皆さんも思い出せない記憶とか、ふとしたことで思い出せる記憶もあるでしょう。
一歩一歩 歩んでいく中で、未来に向かい生きていくんだなと思っています。
皆さんもそういう気持ちはありますか。
この生活をしていてハッキリ覚えているのは、両親を見送ったことです。
そして、介助者が手助けしてくれたことです。
私はそのことにとても感謝しています。