理事長鶴岡 近況報告
「戦後生まれの者」 理事長 鶴岡和代
2020-08-31
コロナウイルスの心配もまだまだありますが、梅雨明けと同時に30℃以上の暑さがやってきました。
皆さんお元気でしょうか。外出に行きたくてもこの暑さだと疲れますよね。
私は今のところ元気で古希を迎えました。
さて、8月はテレビの番組でも戦争中のことや原爆のことなどが報道されています。
毎年そうした報道番組を見ていますが、語り部をする人も年々少なくなっていると言っていました。
85歳から95歳の人でないと戦争中のことは分からないんだろうなと思っています。
私は昭和34年に小平にある緑成会整育園という所に入園しました。
機能訓練の施設と都立小平養護学校が併設されているところでした。
中学を卒業するまでの9年間入園していました。
戦争中のことを知っている先輩もいて、話を聞いたことがあります。
障がいがあって戦争に行かれないことで、私が想像できない色々な差別があったそうです。
昭和30年頃までは町並みもバラック建てが多かったです。
私が34年に入園した時、生活する部屋はトタン屋根でとても暑かったです。
食器もアルマイトの物で、お箸やスプーンは木でできているものでした。
今思い出しても不思議なことが多かったです。
ご飯を入れるお茶碗や、みそ汁を入れるお椀などは、知らない仲間もいて驚きでした。
戦争が起こってはならない。起きてもならない。
今戦争が起こったら、75年前の戦争と違って、原子爆弾も発達しているから皆倒れてしまう。
長崎の原爆の会で小学生の二人が祈りの言葉をいっていたのがとても印象的でした。
このTSTニュースを読んでくれる人は年齢も違うと思うので、最後に言葉の意味を伝えます。
バラック建て:あり合わせの材料で粗末な家屋を急造すること。またその建物。
アルマイト:鉄よりも軽い入れ物。