理事長鶴岡 近況報告
「挑んで進む」 理事長 鶴岡和代
2020-05-30
皆さん、体調はいかがでしょうか。
新型コロナ感染について心配なこともあると思いますが、心を強く持って感染しないようにしましょう。
私は介助者の皆さんに帽子やマスク、かっぽう着を着用してもらって
お互いの感染に備えてもらっています。
さて、TSTを設立したのは、平成13年です。
NPO法人で立ち上げ、組織作りが分からなかったので、色々な人から教わりました。
そしてTSTのモットーをどういう所に置くかを色々考えました。
心の中から湧いて出てきた言葉が
「望む暮らしを切り開き 共生社会へのトータルサポート」
という言葉でした。
当時、介護の制度が自立支援法という制度に変わる時でもあったので、NPOの設立になりました。
TSTはCILたいとう(自立生活センターたいとう)から出発しているので、
自立生活運動も含めて「挑んで進む」という意味も込めました。
トータルサポートたいとうは介助派遣事業を行っている団体ですが、
障がい者も介助者も支援者も共に生きる社会を創ろうという意味です。
そして、私が毎回TSTニュースを書く時の短歌の名前は「むらさき」です。
源氏物語の中に紫の上という人が出てきます。
紫の上という人は、宮中をより良く創った人です。
TSTも紫の上にあやかって、
介助派遣事業をこの台東区で一番のより良い事業所として創りたいと思いました。
介護保険の事業所も「むらさき」と言います。
65歳になっても台東区で住み続けられるという意味を込めています。
宮尾さんと堤さんは当時一緒に創っていたのでこの意味が分かると思います。
でも、だんだんぼやけてきて、
鶴岡がむらさきの色が好きだからむらさきになったと言われているようです。
むらさきは好きですが、詳しいことを知りたい方は直接鶴岡まで聞いて下さい。
CILたいとうは共生も私たちも「対等」、前を向いて必要なことはきちんと伝える「台頭」、
台東区で障がい者自身が立ち上げた団体「台東」。
TSTはこのような意味を持ったCILたいとうから出発しているので、
皆さん誇りを持ってほしいと思います。