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理事長鶴岡 近況報告

理事長鶴岡の近況報告(3)   副理事長 宮尾正基

2018-05-14
鶴岡さんの体調はかなり良好で、それだけで判断するのならば、すぐに自宅へ帰れると思われます。
しかしながら、またしても幾つかの試練が待ち受けていました…。
  1. 当初予定していた人口呼吸器取り扱い業者(かなりの大手!)が「我々としては独居の環境では危険性が高いので人工呼吸器は貸し出せません…」という思わぬコメントを…。関係者一同「は!?」。更に医ケア(医寮ケア)を頻繁に行っている親交団体等あちこち聞いたらやはり「は!?」。緊急時に必要となる「アンビュー」という危惧の取り扱いが医師または親族しか出来ないから、とのことが理由らしい。それって、この間ちょくちょく我々に問われるている「介助者で命を守れるんですか?」に相反する現状の一つじゃないか! 何度か押し問答をしたが埒が明かず、結局業者を変更…。
    しかしながら、よくよくいろんな情報を収集していくと、今回の鶴岡サンのように「独居在宅→緊急搬送・手術→医ケア→独居在宅へ戻る」という症例はあるようでなかなかない例みたいなのだ…。
    「施設入所者→緊急搬送・手術→医ケア→施設へ戻る→独居在宅へ戻る」
    「家族同居在宅→緊急搬送・手術→医ケア→家族同居在宅→同居家族が亡くなり独居に」
    などはあるようで、似て非なるもの。――――う~ん、やはり鶴岡サンは先駆的なのか!?
  2. それに対して、「現状の経官栄養のまま」を推奨する病院側は、「云うまでもなく胃ロウは手術であり、医師の立場としては必要がないなら体に傷はつけたくない。現状では経官栄養で十分だし、胃ロウの方がトラブルがある。そして、周りのためではなく、本人のために適切性を考えたい」との事。――――う~ん、ごもっとも!
    このように、幾つかの試練が立ち塞がり、半ば足踏み状態が続いている…。
    が、しかし、悠長にという意味ではないが、闇雲に「鶴岡さんを早く此処から自宅へ返さねば!」という思いだけが先行していたことに気づかされた気もした。 確かに在宅支援環境が不十分なままでは危険すぎる。残念ながら、今の整備状況で在宅に戻るよりは現状の方が安全だ…。
    必要な在宅支援環境とは? のんびりはしていられないが、しっかりと考えないといけない…と、この間の足踏み期間で痛感させられた。強烈な学びと共に。
    鶴岡サンより、
    「私はやはり在宅に戻りたい。それは自分で望んだのだから次の日死んでも悔いはない。しかし、支援者が心意的負担を負うのならば、このまま此処にいる。」
    実に鶴岡サンらしい痛烈なメッセージだ! さて、我々はこのメッセージにどう応えよう!?
    5月14日、独り鶴岡サンへ会いに行った。久し振りに二人でじっくり話した。
    宮尾「万全な体制をつくります。もう少し待ってて下さい」 
    鶴岡さんの体調はかなり良好で、それだけで判断するのならば、すぐに自宅へ帰れると思われます。
    しかしながら、またしても幾つかの試練が待ち受けていました…。
  3. 当初予定していた人口呼吸器取り扱い業者(かなりの大手!)が「我々としては独居の環境では危険性が高いので人工呼吸器は貸し出せません…」という思わぬコメントを…。関係者一同「は!?」。更に医ケア(医寮ケア)を頻繁に行っている親交団体等あちこち聞いたらやはり「は!?」。緊急時に必要となる「アンビュー」という危惧の取り扱いが医師または親族しか出来ないから、とのことが理由らしい。それって、この間ちょくちょく我々に問われるている「介助者で命を守れるんですか?」に相反する現状の一つじゃないか! 何度か押し問答をしたが埒が明かず、結局業者を変更…。
    しかしながら、よくよくいろんな情報を収集していくと、今回の鶴岡サンのように「独居在宅→緊急搬送・手術→医ケア→独居在宅へ戻る」という症例はあるようでなかなかない例みたいなのだ…。
    「施設入所者→緊急搬送・手術→医ケア→施設へ戻る→独居在宅へ戻る」
    「家族同居在宅→緊急搬送・手術→医ケア→家族同居在宅→同居家族が亡くなり独居に」
    などはあるようで、似て非なるもの。――――う~ん、やはり鶴岡サンは先駆的なのか!?
  4. それに対して、「現状の経官栄養のまま」を推奨する病院側は、「云うまでもなく胃ロウは手術であり、医師の立場としては必要がないなら体に傷はつけたくない。現状では経官栄養で十分だし、胃ロウの方がトラブルがある。そして、周りのためではなく、本人のために適切性を考えたい」との事。――――う~ん、ごもっとも!
    このように、幾つかの試練が立ち塞がり、半ば足踏み状態が続いている…。
    が、しかし、悠長にという意味ではないが、闇雲に「鶴岡さんを早く此処から自宅へ返さねば!」という思いだけが先行していたことに気づかされた気もした。 確かに在宅支援環境が不十分なままでは危険すぎる。残念ながら、今の整備状況で在宅に戻るよりは現状の方が安全だ…。
    必要な在宅支援環境とは? のんびりはしていられないが、しっかりと考えないといけない…と、この間の足踏み期間で痛感させられた。強烈な学びと共に。
    鶴岡サンより、
    「私はやはり在宅に戻りたい。それは自分で望んだのだから次の日死んでも悔いはない。しかし、支援者が心意的負担を負うのならば、このまま此処にいる。」
    実に鶴岡サンらしい痛烈なメッセージだ! さて、我々はこのメッセージにどう応えよう!?
    5月14日、独り鶴岡サンへ会いに行った。久し振りに二人でじっくり話した。
    宮尾「万全な体制をつくります。もう少し待ってて下さい」鶴岡サン「頼むよ」

※各コメントは、逐語ではなく多少装飾しています。

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