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理事長鶴岡 近況報告

理事長鶴岡の近況報告(24)   副理事長 宮尾正基

2020-02-25
利用者や家族の思いは、我々支援者の思いとはなかなか一致しない。
もしかしたらその一致は永遠に不可能なのかも知れないし、近づくことすら難しいのかも知れない。
云うなれば、対岸の此方と彼方のようなものに似ている。
長年の経験値から、それを知っているはずなのだが、
それでもそれ(一致)を目指すのは支援者としての向上なのか⁉ 傲慢なのか⁉ 過信なのか⁉ 
少々疲れた時に出会うふとしたやり取りで、ゲンナリすることも未だにある。
 
(先駆的・能動的な)地域支援は、
「仕事」であって「仕事」という枠ではおさまり切れないものであると思ってやっている。
しかし、そんな理屈なんかでは覆えない衝動的なやるせなさに包まれてしまった時の心のおさめどころとして、
「仕事」というフレーズが丁度いいこともあるのが皮肉だ。
 
陰でどんなに汗や涙を流しても、「そんなことは知っちゃいないさ」と目の前の結果を問われる。
大概昨日の貢献より今日の満たされなさを追求される。
「有難う」とかそんな見返りを求めているつもりはないのだけれど、
やっぱそれを求めていたのかなぁと思ってしまう自分の疚しさが見えた時、短い自己嫌悪にやられる。
人間の欲求なんてそんなもので、
地域支援はそのカオスみたいなものだと常々思って泣き笑ってきているのだけれど。
 
そんな自分のモヤモヤを利用者や自分以外のせいにしてしまい即効性の解決をしてしまうのは簡単だが、
そう思う自分の心情と対峙してみることが大切なんだと想う。
自分以外のモノやコトが煩わしいという本音とも対峙して(苦笑)
 
そこそこイイ年齢に!? になって、自分自身の更なる向上と伴に、
若い世代!? に、何を伝えようか、何を残そうか、と考え始めてもいる。
支援とは特別なものではなく当たり前のことを継続すること、と伝えている。
打ち上げ花火なんかではなく決して消えない電灯でいて欲しい、とも。
 
ひとつ残らず自分を哀しませないものを自分の世界の全てにすればいい(笑)
なんて難しいから。
 
年度末は忙しいのかな。ちょっとだけ、途方に暮れてみた。
 
さぁ、これから何をしよう。
コトバは難しい。
好きな某作家は「コトバなんか伝達ツールとしては低レベルだ」と表現していたけど。
それでも我々はソレが主たるツールなのだから諦めずにソレと格闘しなくちゃ。
 
一見表題と無縁と思える内容をこのスペースに載せたのには、幾つかの意図がある。
放つ方も考えるが、受け取る方も考えてみては!? サイレントメッセージを。
 
  ※各コメントは、逐語ではなく多少装飾しています。
 
 
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