理事長鶴岡 近況報告
「歩む路のり」 理事長 鶴岡和代
2022-08-01
みなさんお元気でしょうか。
6月には梅雨が明け熱中症の心配をし、
7月に入ってからは新型コロナ感染症の新しい株が出てきて第7波もあるようで、
心配している今日この頃です。
さて、私は7月25日で72歳になります。
誕生したときには、医者から3日持てばよいと言われたくらいの未熟児でした。
子どもの頃から親からその話を聞いていたので、長生きはできないなと思っていました。
それが、振り向けば72歳まで生きてきました。
私は平成2年に自立生活を始めました。
24時間の介護が必要なのに、あの頃は福祉制度や介護制度などが使用できるのも1日8時間とかでした。
制度が少なかったのでボランティアを一生懸命集めました。
学校に出向いてはビラ配りをしたり、ボランティアをしてくださいと声掛けをしたりしました。
100名近いボランティアに支えてもらって今の生活があります。
そして、その頃の自分を振り返ると、ものすごいパワーだったなと思います。
介護制度の充実を願って東京都や厚生省に交渉に行きました。
ボランティアに支えてもらって暮らしている生活はとても大変だったので、
介助者として働けるように制度を作りたいと全国の重度障害の方と一緒に交渉しました。
私たちについてくれているボランティア的な介助者も一緒に声をあげてくれて
現在の介護制度を作り上げてきました。
今呼吸器をつけている私としては、当時はよくそんなパワーがあったなと思います。
介護制度や福祉制度を作っている中で介助者と共に歩んできた路のりは
色々な想いが沸き上がってきます。
この頃のことを詳しく書くと、今日1日では終わらないので、この辺りで締めます。
とにかく、72歳まで生きてきたことは自分でもすごいなと思っています。
みなさんも共に元気でこれからも暮らしていきましょう。